2013年10月1日火曜日

水車(on twitter @rahumj)

 村はずれの水車は,生ける水の流れを受けて,喧騒の昼も,沈黙の夜も,人知れずゆったり,回り続けていた.ある真夜中に,彼はその水車小屋に忍び入り,臼の中を確かめる.杵がついていたのは,「自己」だった.

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