2013年12月27日金曜日

生命活動としての「分離」と「統合」(on twitter @rahumj)

 全体からの逸脱により誕生した独立的自律的「部分」が,その母体たる「全体」へと再び帰還し,その中に吸収されるのであれば,その「部分」は部分として死に,「全体」として蘇ることになる.それにより「全体」は分離以前の状態に復元されるわけではなく,むしろ,分離と統合の過程がもたらした新たな未来を獲得する.

 さらに,その分離と統合が必ず,量子力学的な「対生成」すると仮定するのであれば,我々は分離の中に死を見出し,統合の中に生命を見出す必然はない.すなわち分離すらも,生命活動の一部と捉えることができるであろう.

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